Muse Gadget フラッシャー
M5StickS3 に Muse Gadget ファームウェアを書き込み、初期設定を行います。Chrome または Edge(デスクトップ版)をご利用ください。
公式イメージとの主な違い
公式の muse-gadget-sdk をベースに、M5StickS3 向けに以下の機能を追加・変更しています。
- 日本語表示: 推奨の Noto Sans JP 16px を同梱し、JIS X 0208 および環境依存文字(①②③など)に対応。GNU Unifont 版も選択可能。
- テキスト主体の画面: アバターを非表示にし、返答テキストを省略せず自動スクロールで表示。
- Wi-Fi 複数登録: 最大8件を保存し、本体メニューから切り替え可能。Web フラッシャーから読み込み・編集・個別削除にも対応。
- 絵文字表示: Noto Emoji 16px モノクロに対応。単一コードポイントを表示(ZWJ 結合・肌色・国旗は非対応)。
- 最新メッセージ表示: マイク(前面)ボタンのダブルクリックで、最新の Muse メッセージを取得・表示。
- セキュリティ配慮: Wi-Fi パスワードはブラウザに保存せず、SDK トークン保存はオプトイン。CSP とシリアル改行インジェクション対策を適用。
- 書き込みと設定: Web Serial でファームウェアを書き込み、SDK トークンと Wi-Fi 設定を USB 経由で本体に直接保存。
対応機能: ファームウェア書き込み / SDK トークン設定 / Wi-Fi の登録・読込・編集・削除 / 接続テスト / 本体メニューでの Wi-Fi 切替 / 最新メッセージ表示 / 絵文字表示
1. 接続と準備
- USB データ通信対応ケーブルで M5StickS3 を PC に接続します。
- 初回書き込み時: 本体の側面ボタンを長押しし、内部の緑色 LED が点滅したら準備完了(ダウンロードモード)です。
- ファームウェア更新時: すでに Muse が動作している場合は、ボタンを押さずにそのまま接続してください。
2. ファームウェアの書き込み
本ツールで書き込むファームウェアは、公式の muse-gadget-sdk をベースに、日本語フォント(Noto Sans JP)の最適化、絵文字(Noto Emoji)のモノクロ表示、マイクボタンのダブルクリックで最新の Muse メッセージを表示、Wi-Fi 複数登録・本体メニュー切替機能、アバターを非表示にしたテキスト主体の画面(返答は省略せず自動スクロール)、①②③ などの環境依存文字への対応 を追加した M5StickS3 向けのカスタムビルドです。現在のビルド: RH0.07 - 20261105。
書き込み中はブラウザのタブを最前面のままにしてください。完了後、画面が暗い場合は側面ボタンを1回押して起動してください。
3. SDK トークン
Muse とペアリングするためのトークンです。gadgets.muse.ai で取得できます。ファームウェア書き込み後、USB 経由で本体の不揮発性メモリ(NVS)へ安全に転送されます。
4. Wi-Fi 設定(最大 8 件)
本体に登録する Wi-Fi ネットワーク(2.4 GHz 帯のみ)を入力してください。複数(最大 8 件)登録でき、本体メニューからの切り替えや複数環境での自動接続が可能です。※ パスワードはブラウザのストレージに保存されず、メモリ上でのみ送信されます。SSID にカンマは使用できません。
【ご注意】 このフラッシャーで本体に Wi-Fi を登録した場合でも、Muse アプリでの初回ペアリング時には、アプリ側でも Wi-Fi 選択とパスワード入力が改めて必要になります(Muse の初期セットアップ仕様です)。
| SSID | パスワード |
|---|
検出されたネットワークをクリックすると SSID 欄に入力されます(パスワードは手動で入力してください)。
5. 本体へ設定を送信
入力した SDK トークンおよび Wi-Fi 設定を本体に保存します。既存のペアリング情報は保持されます。
「本体から読み込む」で、本体に保存されている SSID とパスワードを一覧に読み込めます。読み込んだパスワードはブラウザのストレージには保存されません。読み込み後に削除した行は「Wi-Fi のみ送信」で本体からも削除されます。
バージョン履歴
公開ビルドの履歴です。各ビルドは累積で、最新は RH0.07 です。
| ビルド | 日付 | 主な変更 |
|---|---|---|
| RH0.07 | 2026-11-05 | 上部ステータスの Wi-Fi アイコンを画面中央に固定。電池残量表示の変化で位置が動かないよう改善。 |
| RH0.06 | 2026-11-05 | マイクボタンのダブルクリックで最新の Muse メッセージを取得・表示する機能を追加。 |
| RH0.05 | 2026-11-05 | Noto Emoji 16px モノクロによる絵文字表示に対応(単一コードポイント、ZWJ・肌色・国旗は非対応)。 |
| RH0.04 | 2026-11-05 | Web フラッシャーから本体に保存されている Wi-Fi 一覧の読み込み・編集・個別削除に対応。 |
| RH0.03 | 2026-11-05 | メニューアイコンを右下から側面ボタン横へ移動。返答テキストはアイコン側のみ幅を調整。 |
| RH0.02 | 2026-11-02 | セキュリティと安定性の向上。Wi-Fi パスワードのブラウザ保存撤廃、SDK トークン保存のオプトイン化、CSP 導入、シリアル改行対策、日英言語切替・免責事項を追加。 |
| RH0.01 | 2026-11-02 | 初回公開。Noto Sans JP 最適化、Wi-Fi 複数登録・本体メニュー切替、テキスト主体画面、①②③ 対応。 |
困ったとき(FAQ)
- ポート一覧にデバイスが表示されない: 充電専用ケーブルではなく、データ通信対応ケーブルであることを確認してください。初回書き込み時は、側面ボタン長押しで内部の緑色 LED が点滅していることを確認してください。
- 書き込みが失敗する: 一度 USB ケーブルを抜き、側面ボタン長押しで緑色 LED 点滅を確認してから再度接続してお試しください。
- 書き込み後に画面が暗いまま: 側面ボタンを1回押して起動(リセット)してください。
- Wi-Fi に接続できない: 2.4 GHz 帯(5 GHz 帯は非対応)およびパスワードを確認してください。本体の側面メニュー → Wi-Fi からも接続先を切り替えられます。
- 工場出荷時のファームウェアに戻したい: M5Burner ツールから
STICKS3を選択して書き戻すことができます。
免責事項(必ずお読みください)
- 非公式・無保証(AS-IS): 本ツールおよび同梱のファームウェアは、有志によるオープンソースのカスタムプロジェクトであり、現状有姿(AS-IS)で提供されます。明示・黙示を問わず、その完全性、安全性、特定目的への適合性について一切の保証はありません。
- 公式サポートなし: Meta 公式の Muse Gadget SDK 自体も実験的なオープンソースプロジェクトであり、ESP32 マイコン等での動作に関して Meta による公式の動作保証やサポートは提供されていません。また、本ツールは Meta、Muse、M5Stack の公式プロジェクトではなく、いかなる公式サポートも受けられません。
- 自己責任の原則: ファームウェアの書き込み、設定変更、デバイスの利用はすべて利用者の自己責任で行ってください。本ツールの使用または使用不能により生じたデバイスの故障・文鎮化、データ消失、発熱・バッテリートラブル、その他いかなる損害についても、製作者および関係者は一切の責任を負いません。